メタボリックシンドローム(3)
高血圧の改善・予防食事療法
メタボリックシンドローム診断基準血圧高値
収縮期血圧130mmHg以上かつ・または拡張期血圧85mmHg以上(日本内科学会発表)
高血圧の原因は、90%が原因不明ですが、遺伝・生活習慣・加齢などが考えられます。高血圧が続くと、血管が硬くなり、詰まったり破裂して、動脈硬化・脳卒中・心筋梗塞などの重大な病気を起こしたり、寝たりきになってしまいます。
塩分の多い食品
「練り製品」・・・つなぎや保存性を高める為に多くの塩分が使われています。
≪かまぼこ・さつまあげ・ちくわ・はんぺん・ウインナー・ソーセージ・ハムなど≫
「干し物、佃煮、漬物」・・・保存食品には、調味料や食品から水分を出すために多く塩分が使われています。
≪乾物全般・佃煮全般・漬物全般など≫
「調味料」・・・≪醤油・みそ・塩・ソース・ケチャップ・マヨネーズ・ドレッシング・ゆず胡椒・コチュジャンなど≫
塩分量(塩小さじ1杯→5g、濃い口しょうゆ大さじ1杯→2.6g、ケチャップ大さじ1杯→0.5g、マヨネーズ大さじ1杯→0.3g、ドレッシング大さじ1杯→1.1gなど)
「インスタント食品」・・・≪カップラーメン・味噌汁・だしの素・スープなど≫
塩分量(カップラーメン・カップうどん→5~6g、インスタントみそ汁2.5g、ソース焼きそば→4~5g、カップスープ→1.5gなど)
「その他」・・・パン、麺類などの、小麦粉の加工品には多くの塩分が使われています。
外食では、多くの人が満足する味にするため、塩分の多い濃い味付けになっています。
心掛ける食事・生活習慣
1 肥満があれば、標準体重を目安に減量をしましょう。
2 塩分を摂り過ぎないこと・・・薄味にしたり、減塩調味料、香味野菜、酢・レモン・香辛料を利用したり、だしの旨味、焦げ目をつけたり、煮汁にとろみを付けて味をまとめるなど工夫をしましょう。(日本人の1日の塩分摂取量基準目安、男9g、女7.5g)
3 血圧の上昇を抑えたり、血圧を下げる為に、たんぱく質・カルシウム・カリウムを積極的に摂りましょう。
4 適度な運動をすること・・・ウォーキングなどの有酸素運動を行いましょう。
5 心身をリラックスすること・・・ストレス解消、気分転換を行いましょう。
6 血圧測定器で朝晩、同じ時間・同じ状態で血圧を測る習慣をつけ、日頃から血圧のコントロールを行いましょう。